外眼筋(がいがんきん、extraocular muscles)とは、眼球の向きを変える筋肉の総称です。 別名、眼球移動筋。 外眼筋は6つあり、眼球の向きを変える運動(眼球運動)は、どれか1つの筋肉だけでおこなわれるのではなく、6つが協調して起こります。

外眼筋の収縮によって角膜が変形することでピントを合わせることができます。

外眼筋の収縮によって眼球が変形することで、眼軸長(眼球の前後経)が短くなります。

外眼筋の弛緩(リラックス)により眼球の形はもとに戻ります。

ピントを合わせる作業は内眼筋(ないがんきん、intraocular muscles)と外眼筋が共同することで行われます。内眼筋2つのうちの一つ、毛様体筋は水晶体の厚みを変えることでピントを調節します。


同じ距離ばかりを見ていたり、目を動かさなかったり、内眼筋・外眼筋を必要以上に緊張させて使っていると、角膜・眼球の変形につながり、近視に繋がります。


全身のバランスや緊張、精神状態(ストレス)、自律神経の状態で内眼筋・外眼筋の働きは左右されます。

全身が適度にリラックスして、協調して動ける状態で目を柔らかく使うことで、眼球や水晶体の柔軟性は回復します。外眼筋・内眼筋も収縮・弛緩の切り替えが上手になりピントを合わせられるようになります。